こんにちは!ぼくまです!
先日、AT&T($T)のWarnerMedia部門でスピンオフが実施され、Discovery($DISCA)と合併し新会社が設立されることが発表されました。
配当も減ることが発表されたため、一時期株価も大きく下落していますね。
AT&Tは私も所有しているため、今後が気になるところです。
今回はスピンオフによってAT&Tにどのような影響があるのか簡単に整理し、私の対応についても紹介したいと思います。
皆さんの対応の参考になれば幸いです!
1分でわかるAT&T スピンオフの影響
それでは今回のスピンオフの影響を記載します!
詳細は割愛しますので気になる方は後述する参考情報をご覧ください。
*株価や利回りの数字は現在ある情報から計算されたものであくまで予想です
起こること
- AT&T WarnerMedia部門のスピンオフが行われDiscoveryが合併し新会社を設立する
- AT&Tは5G等の通信事業、新会社はメディア事業に注力することにより各分野での競争力は高まる想定
株の扱い
- AT&Tの株主は新会社の株をもらうことができる
- WarnerMedia部門を手放す分だけ企業価値が下がるため、もらう株と同程度だけAT&Tの株価は下がる
- 最終的に現在のAT&T($33.26)の株がAT&T($25.70)と新会社($7.56)の株に分割されるイメージ
配当利回りの変化
- AT&Tの利回りは4.5%となる予想(現在は6.3%)
- 新会社で少なくとも2年間は配当が支払われないとみられる
個人的対応
私は継続保有、もしくは追加投資を行う予定です!
その理由は以下となります。
- 企業価値は下がっていない
- 配当は下がるが米国株全体から見ると高水準
- スピンオフの流れを経験したい
企業価値は下がっていない
今回のスピンオフでAT&Tは430億ドルの負債を解消することができ尚且つ今後成長分野に集中投資を行うことができます。
また新会社の企業価値は1500億ドルともいわれており、業界最大手であるネットフリックス($NFLX)の2200億ドルに次ぐ規模になりますので十分に競争力のある企業となります。
以上のことからスピンオフはAT&Tと新会社それぞれにメリットがあり、企業価値を下げるものではないと考えています。
配当は下がるが米国株全体から見ると高水準
スピンオフ後の配当利回り4.5%は米国株全体でも高水準であり、競合のVerizon($VZ)の4.3%と比較しても遜色ありません。また「配当利回りは95%タイルを目指している」と明言していることから今後も配当が極端に少なくなることはないと考えています。
また高配当株は金融系やエネルギー系にセクタが偏りがちなので、PFのバランスをとるという意味でも通信系のAT&Tには価値があると考えています。
スピンオフの流れを経験したい
これは単純に興味の問題ではありますが、米国株を調べる中でたまに耳にするスピンオフについて一度経験してみたいです。
何事も経験が大事!
ただしスピンオフが行われると持っている株と新会社の株がともに一般口座にいくというデメリットもあります。一般口座だと確定申告の手間があり管理が大変になることは確実です。
私はもともと確定申告を行う予定ですので大きな手間にはならないと考えていますが、あまりにも管理が大変そうならスピンオフ前に売って買いなおすこと有効かもしれませんね!
参考情報
この記事のほとんどの内容は以下の記事に詳細が記載してあります。
英語が読める人はぜひこの記事を読んでみてください。
AT&T Shareholders Should Expect A Dividend Cut From The Media Spinoff
AT&Tの報道発表はこちらになります。
さらに詳細な情報が知りたい人はこちらをご覧ください。
AT&T’s WarnerMedia and Discovery, Inc. Creating Standalone Company by Combining Operations to Form New Global Leader in Entertainment
まとめ
今回はAT&T($T)のスピンオフについて紹介させていただきました。
紹介した理由から私は現時点では手放すつもりはなく、むしろ株価が下げている今は買い増しのチャンスだと考えています。
ただし現時点ではスピンオフの詳細や株主の反応も出そろっていない状況なので、今後の流れによっては売却もありうる心構えではいます。
スピンオフは企業の価値が大きく変わる出来事なので、引き続き注意深く対応していきたいと思います!
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